オックスフォード大学の学生の多くは、図書館で勉強します。一番有名なのは、The Radcliffe Camera (通称:Rad Cam)!オックスフォード学生街のランドマークであり、ボドリアン図書館の一部である現役の図書館です。ラドクリフ・カメラは一般公開されていませんが、外からその美しさを眺めることができますので、是非ラドクリフに足を運んでみてください。また、ラドクリフの地下には、ボドリアン図書館とラドクリフ・カメラを結ぶ、地下トンネルがあります。このトンネルは、以前はベルトコンベア方式で図書館間の書籍の輸送に使われていました。
私が利用していた図書館は、社会科学図書館((Social Science Library:SSL)と呼ばれるところです。オックスフォード大学で最も忙しい図書館の一つで、社会科学部門の教員・学生に利用されています。個室があるので、オンライン・ミーティングのときにはこの部屋をよく利用していました。勉強に集中できるお気に入りの場所です。ここで、授業の準備をしたり、少しだけ中心部から外れたところに図書館があるので、散歩のついでに図書館によるということをしておりました。博士課程の学生もたくさん勉強したり、論文を書いたりしています。ここの図書館も試験前は満室状態になります。図書館にある建物にはカフェも併設されているのでランチをしたり、一日中図書館で生活できるような環境が整っております。
そして、私の自慢のカレッジの図書館、リンカーン・カレッジ・ライブラリーは、18世紀に建てられた教会を改装した建物で、リンカーン生限定の図書館です。学部生も大学院生もよく、ここを利用しております。試験前は混雑することが多く、席を探すのが大変ですが、タイミングさえあれば独り占めすることも可能です。地下にも勉強スペースがあるのですが、完全な地下室という感じなので、せっかくならGround Floor のコチラの席を確保できるといいですね。ここで、リーディング課題をこなしたり、エッセイを書いたりと個人的には学期中に一番長く過ごした時間です。
切羽詰まっている学生を見ると、みんな同じなんだなと少し安心できます。深夜2時まで開いている図書館ですが、深夜まで図書館で勉強する学生はそれほど多くなく、基本的には自室に戻って勉強する学生が多かったです。場所を変えて、気分転換をしたり、途中でパブにいって腹ごしらえをしたりといった感じです。腹が減っては戦はできぬ!